エリザベス女王杯の伏兵馬は?センテリュオで中穴狙い!

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エリザベス女王杯は3歳馬が強いですが、クラシックに縁のなかった2000m以上に実績のある古馬も活躍するレースです。時計が速くなると実績馬での決着になりますが、最近はスローペースになる傾向が強く、人気薄もそこそこきています。今回は、これに当てはまる穴馬を狙いたいと思います。

3歳馬がとても強い

過去10年、秋華賞の優勝馬はエリザベス女王杯に5頭出走して、メイショウマンボ、アヴェンチュラ、アパパネの3頭が馬券になっています。
また、秋華賞2着が2頭、3着も2頭がエリザベス女王杯で馬券になっています。
アーモンドアイなど、秋華賞を勝った他の5頭がエリザベス女王杯に出走していないことを考えれば、3歳がとても強いレースと言えます。


クロノジェネシス
メイショウマンボ、アヴェンチュラ、アパパネの3頭は秋華賞の前も叩いており、クロノジェネシスは休み明けだったことを考えると、1番人気になりそうです。
さらに上積みがあるとの見方もできますが、秋華賞以上のパフォーマンスができるかというと疑問です。
ただ、前走くらいの調子にあれば十分に勝ち負けできそうで、今年の中心の1頭に変わりありません。


ラヴズオンリーユー
オークス以来で、ぶっつけ本番で走るかがカギですが、4ヶ月ぶりの忘れな草賞は楽勝しています。
全兄のリアルスティールも、安田記念11着→天皇賞(秋)2着、中山記念8着→毎日王冠1着、天皇賞(秋)4着→ドバイターフ3着などしていて、鉄砲で走る(逆に、間を空けないと走らない)血統と言えます。
ただし、オークスからの休み明けというのは聞いたことがありません。


シャドウディーヴァ
初勝利をあげるまでに3戦、2着したフローラSも叩き3戦目、今回もオークスからの叩き3戦目です。
叩いてよくなるタイプで、200m以上に良績が集中しているのもエリザベス女王杯に合っています。
超スローの上がり勝負では苦しいですが、ある程度流れれば一発がありそうで注意が必要です。

古馬は4歳が優勢

過去10年、エリザベス女王杯で馬券になった30頭の内訳は、3歳が10頭、4歳が14頭、5歳が5頭、6歳が1頭です。
4歳が最も多く約半数を占めており、6歳以上はほとんどきていません。


ラッキーライラック
4歳馬の代表格ですが1年半、勝ち星がありません。
ずっと1800m以下を使っていて、マイラーの印象もあります。
マイルばかり使っていたリスグラシューは、エリザベス女王杯で覚醒しましたが、ラッキーライラックは血統的にもマイルの方が合いそうです。


スカーレットカラー
この夏の上がり馬ですが、ラキシスやピクシープリンセスなど、1000万勝ちから連対した馬は2000m以上の実績がありました。
この馬も距離が長くなるとマイナスになりそうな感じを受けます。

ポンデザール
2200mの宝塚記念や京都記念を勝ったサトノクラウンの半妹です。
最近ではリスグラシュー、マリアライトがエリザベス女王杯を勝った後、宝塚記念も制しており、2200mの適正が大きく問われるレースとも言えます。
スノーフェアリーで連覇したムーア騎手も魅力です。

サラキア
オクトーバーS、エプソムCを逃げて粘っており、今回も行きそうです。
超スローペースにでもなれば粘る可能性もあり、押さえたい1頭です。
09年はクィーンスプマンテとテイエムプリキュアが大逃げを打って、圧倒的1番人気のブエナビスタが届かず3着で大波乱になりました。

センテリュオを狙う理由

センテリュオも4歳の上がり馬です。2000m以下では忙しい印象で、2200mならじっくり行けそうです。
オープンに上がって3戦目、レースにも慣れてくる頃で、今回が買い時です。

近走
5月の下鴨Sで1600万を勝った後、マーメイドSはスローペースで届かず、前走の新潟記念は休み明けだったので度外視できます。
4走前の尼崎Sでは、今を時めくメールドグラースに0.3秒差の2着でしたが、こちらが1番人気で3着以下はちぎりました。
これを考えれば、2000mよりも2200mの方がよさそうです。

血統
京都のきさらぎ賞Sを勝ったトーセンスターダムの全弟です。
叔父にトーセンジョーダンなどがいますが、ディープインパクト産駒で血統的に近いトーセンホマレボシは、エリザベス女王杯と同じ舞台の京都新聞杯を勝っています。
ダービーも3着で、2000m以上で力を発揮しました。

中穴狙い
出走予定馬が発表されたときに、この馬を狙おうと思っていましたが、ルメール騎手になってしまいました。
ある程度の人気になってしまうので、良いのか悪いのか正直微妙な気持ちですが、馬券が的中する確立は上がるので、3着までにくることを願って買うことにします。

セキテイリュウオー
センテリュオと関係ありませんが、名前が似ているので、セキテイリュウオーを思い出しました。
G1を盛り上げた馬なので、その辺りも似て欲しいところです。

エリザベス女王杯を振り返る

エリザベス女王杯が古馬に開放されてからの23年で、2回以上馬券になった馬が下記のとおり14頭もいます。
クロコスミア、モズカッチャン、ミッキークイーン、ヌーヴォレコルト、ラキシス、スノーフェアリー、アパパネ、フサイチパンドラ、スイープトウショウ、オースミハルカ、アドマイヤグルーヴ、フサイチエアデール、メジロドーベル、ダンスパートナー。
今後、2回以上馬券になりそうな馬を予想して、先物買いするのも面白いです。

1995年まで、エリザベス女王杯は4歳牝馬3冠の最終戦で、京都芝2400mで行われていました。(この頃は現在の3歳が、4歳の表記でした。)
最後の95年に勝ったのがサクラキャンドルで、その兄のサクラチトセオーも2週前の天皇賞(秋)に勝ちました。両馬に乗っていた小島太騎手も、2018年に定年で調教師を引退、時の流れの速さを感じずにはいられません。

編集者のお勧め競馬予想サイト

※コラム作成者と編集者は別の人物になります。

いかがでしたでしょうか。今回は11月10日に行われるエリザベス女王杯で注目の馬達を紹介しました。

秋の最強牝馬決定戦とも言えるこのレースは1975年にエリザベス2世が来日した事を記念し、翌年の1976年に創立した歴史あるレースです。
競馬ファンのみならず一般の方でも名前を聞いた事のある人もいるのではないでしょうか。非常に注目のレースで私と同じ様にこの日を待ち望んでいる方も多いと思います。

個人的にはラヴズオンリーユーがどのようなレースを見せるか注目しています。
秘めたるポテンシャルがどのような結果になるか楽しみにしています。

さて今回編集者がおすすめしたい競馬サイトは血統WINNERS(ウィナーズ)になります。

今回の記事でも「センテリュオを狙う理由」の中でも紹介しているように競馬において血統というのは非常に重要なものです。
競馬ファンの中では血統に特化して分析をしている方も多くロマンと夢の詰まった男心をくすぐるものではないでしょうか。
また、女性でもこの血統について調べ出すとハマる人も多いと思います。今回の血統WINNERS(ウィナーズ)では馬の血統をより意識したリサーチがなされていると感じます。

今回のエリザベス女王杯では血統に重きを置いている血統WINNERS(ウィナーズ)がおすすめです。

競馬業界は非常に盛り上がりを見せています。今までは中年の特に男性に人気のあった競馬も今では若い男女も競馬場に足を運び若返り化が進んでいるようです。
このエリザベス女王杯から競馬を始めてみるのも面白いのでお勧めです。

以上今回の競馬コラムと編集者のお勧め競馬予想サイト紹介でした。

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