菊花賞は3歳三冠レースの最終戦です。どの馬も3000mを走ったことがないので、予想には距離適正を見極めることが必要です。
スーパークリークやメジロマックイーンの頃から約30年、菊花賞を見てきたイメージや血統などから、今年の有力馬を検証していきます。
神戸新聞杯は3着以内が条件
過去10年、菊花賞で馬券になった30頭中17頭が神戸新聞杯からの参戦です。
神戸新聞杯では、17頭すべてが5着以内、15頭が3着以内なので、ヴェロックを軸にするのが最適です。
ヴェロックス
母父のモンズーンは、オークス2着ピュアブリーゼの父、オークス馬ソウルスターリングの母父で、長距離血統です。
このスタミナに、ジャスタウェイのスピードが加わって、菊花賞にも合いそうです。
皐月賞、ダービーを惜敗して、菊花賞で初G1制覇した馬には、ビワハヤヒデ、ナリタトップロード、エピファネイア、サトノダイヤモンドなどがいます。
重賞未勝利なので、菊花賞を勝つかは別として、連対する確立は高そうです。
ワールドプレミア
ワールドエースの弟なので、マイラーの印象がとても強いです。
スピードはありますが、さらに距離が延びるのはマイナスです。
スローペースの神戸新聞杯では、後ろから行って功を奏しましたが、菊花賞は時計も速く厳しそうです。
レッドジェニアル
母父が菊花賞を買ったマンハッタンカフェでよさそうですが、馬券になるのは新聞杯3着以内がほとんどで、1秒差は決定的な印象です。
また、フローラSを勝った母レッドアゲートも、これ以降に勝鞍はありませんでした。
セントライト記念組みに注目
過去10年、セントライト記念からは5頭しか馬券になっていませんが、今年は神戸新聞杯組みが手薄なため、十分にチャンスがあります。
クリンチャーのように9着から連対したこともあります。
サトノルークス
ローズSを勝ち、エリザベス女王杯3着、京都記念2着のタッチングスピーチの全弟です。
姉と同様に、夏を越して本格化した印象で、京都では走りそうです。
ディープインパクト産駒も相性のよいレースで、有力視される1頭です。
ザダル
底をみせていないのが魅力的です。
父トーセンラーは菊花賞3着、天皇賞(春)2着、マイルCS勝ちで、京都では抜群の相性です。
距離にも融通性があったので、人気になりそうです。
ニシノデイジー
菊花賞を逃げてレコード勝ちしたセイウンスカイの血があります。
曾祖母がニシノフラワー、西山牧場ゆかりの馬でロマンがあります。
ダービーでサートゥルナーリアとアタマ差の5着ならチャンスはありそうです。
タガノディアマンテ
オルフェーヴル産駒で、クラシックで善戦してきたと言ってよい馬です。
もし、メジロマックイーンの血が強く出ているとすれば晩成型で、今まで燻っていたものが菊花賞で爆発すつかも知れません。
人気もまったくなさそうなので押さえたい1頭です。
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メイショウテンゲン
母メイショウベルーガは、京都外まわりの広々としたコースが得意で、日経新春杯、京都大賞典を制しました。
母と同じ芦毛で、弥生賞のように、時計がかかる馬場なら穴人気になりそうです。
ダービーからの直行は来ない
<img src="https://keibataikoku.com/wp-content/uploads/2019/10/column_no1.9-1.jpg" alt="アドマイヤジャスタ" width="600" height="455" class="aligncenter size-full wp-image-326" /
アドマイヤジャスタ
兄のアドマイヤラクティはダイヤモンドSを勝ち、長距離には強いがスピードが足りない印象でした。
父がハーツクライからジャスタウェイにかわって、スピードが補なわれたと言えます。
ただし、過去10年でダービーから直行して馬券になった馬は1頭もいません。
先週はオークスから秋華賞に直行したクロノジェネシスが勝ちましたが、さすがにないでしょう。
条件馬は前走2勝クラス勝ちが必要
条件馬は、馬券になった6頭すべてが、前走1000万(2勝クラス)を勝っています。
セントライト記念よりも馬券になっており注目です。
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ヒシゲッコウ
ザダルと同様に、まだ底を見せいていないので、人気になりそうです。
ステルヴィオの半弟ですが、同じキンカメ系なので、血統的には半弟と全弟の中間くらいでしょうか。
その点では距離がもつのか、不安が残ります。
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カウディーリョ
先日の京都大賞典で穴をあけたドレッドノータスの弟です。
母ディアデラノビアも京都牝馬Sを勝っており、京都にとても強い血統で、中穴になりそうです。
<img src="https://keibataikoku.com/wp-content/uploads/2019/10/column_no1.12-1.jpg" alt="ヴァンケドミンゴ" width="600" height="391" class="aligncenter size-full wp-image-326" /
ヴァンケドミンゴ
兄は皐月賞2着のサンリヴァルです。
条件馬の中では唯一3勝クラスに出走しており、少し格上と言えますが、過去10年、なぜか3勝クラスからは1頭も馬券になっていません。
<img src="https://keibataikoku.com/wp-content/uploads/2019/10/column_no1.13-1.jpg" alt="ホウオウサーベル" width="600" height="401" class="aligncenter size-full wp-image-326" /
ホウオウサーベル
時計の速いレースを経験していないので、GIの菊花賞では厳しそうです。
過去10年、ハーツクライ産駒が馬券になったのは、ウインバリアシオン1頭のみで、ダービー馬ワンアンドオンリーも惨敗しました。
菊花賞のまとめ
毎年、神戸新聞杯組みが強いですが、今年はヴェロックスだけなので、セントライト記念、条件馬にも目を向ける必要があります。
18年10番人気3着ユーキャンスマイルは、秋華賞2着ムードインディゴの仔、17年13番人気3着ポポカテペトルは、スプリングSを勝ったマウントロブソンの弟なので、穴を狙うなら血統の裏づけがある馬がよいです。
最近の菊花賞は時計が速く、スタミナも必要ですが、スピードがある馬を重視するのがよいでしょう。
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※コラム作成者と編集者は別の人物になります。
今回はコラムは来週に行われる菊花賞と注目馬についてでした。
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